青汁の効果

 

便秘の基本的な改善には規則正しい食事や水分の補給が重要だと述べてきましたが、これを強力にサポートしてくれるのが青汁です。青汁は新鮮な緑黄色野菜などの緑の葉、野草、木の葉などをつぶして搾った汁のことで、緑黄色野菜にはもともとビタミンやミネラルが多く含まれているのです。

 

現在販売している青汁にはケールの青汁、大麦若葉の青汁、緑茶の青汁などのさまざまな種類があり、どの青汁にもビタミンやミネラルに加えて食物繊維が豊富に含まれているので、こうした成分の摂取には最適な飲み物となっています。

 

中でもよく使われているのがケールという野菜です。これはアブラナ科の野菜で和名は緑葉甘藍(リョクヨウカンラン)や、羽衣甘藍(ハゴロモカンラン)と呼ばれるものです。もともとは地中海沿岸が原産で、キャベツの原種であるヤセイカンランに近いとされており、温暖な気候であれば一年中栽培が可能で収穫量も多い野菜です。キャベツとは違って結球はしません。

 

その成分はまさに栄養に富んだもので、ビタミンの含有量は緑黄色野菜の中でも多く、青汁の材料としては最適なのです。ケールの食物繊維は腸内の有害物質の排泄を促進し、整腸作用や便秘解消などの効果がありますし、葉緑素には、造血作用や血管内にできる血栓の予防効果があるので、高血圧の予防や改善や血糖値上昇の抑制の効果もきたいできるのです。

 

まさにこれ程、便秘やその他の健康にも有効な野菜ジュースはないでしょう。コレステロール値の改善などにも効果があるといわれています。